アルコール依存症からの回復

アルコール依存症からの回復のステップ

12&12~ステップ2~

自分を超えた偉大な力が
私たちを正気に戻してくれると
信じるようになった



AAの3つの宣言


①AAは何かを信じることを要求しません
 12のステップはすべて提案です


②「自分を超えた偉大な力」を
 理解できなくてもかまいません


③意欲と、正直さと、開かれた心が
 回復に必要な核心です


AAの仲間が
「自分を超えた偉大な力」を
求めて歩いた道は無数にあります。
アルコールの囚われから解放され
生き方を変えたいのなら
目を開き、耳を傾けましょう。
自分なりに理解した
「自分を超えた偉大な力」が必ず見つかります。


AAには
かつての私たちと同じように
信仰とは弱さの別名だと
考えた仲間が大勢います。
ところが
「自分を超えた偉大な力」に
謙虚に助けを求めた時
私たちは
自分本来の寸法にまで戻ることができました。


甘んじて屈辱を強いられることが
信仰だと思っていたのに
いまや信仰は
落ち着きと勇気を
与えてくれるようになりました。



多くのアルコホーリクの際立った特徴は
反抗的なことです。
AAに出会った時
私たちの反抗が
誤りであることに気づきました。
それまで私たちは
自分に対する神の意志が何であるかを
問いかけてみたことは一度もありませんでした。
反対に
神の意志はこうあるべきだと
強く言い張っていたのです。


私たちは
「あなたの意志が叶えられますように」
と祈るのではなく
「私の望みを叶えてください」
と祈っていたのです。



「正気」は「健康な心」と定義されている。
アルコホーリクが
自分の破壊的な行動を冷静に分析してみるなら
自分の心が健康だとはとても主張できないはずだ。


AAミーティングは私たちの知る限り
カトリック、各種プロテスタント、ユダヤ教
イスラム教、ヒンズー教、仏教などの信者をはじめ
不可知論者、無神論者に至るまで
宗派の違うさまざまな仲間が
それぞれの信仰のうえに
仲良く一堂に会するという
おそらく唯一の集まりである。


ここで私たちは
神学について語るわけではない。
私たちの多くは
神学について理解しているわけではない。
私たちに解っていることは
私たちの絶望的な状況のなかで
「自分を超えた偉大な力」に引き合わされ
その『力』との意識的な触れ合いを深め
過去には信じられなかった奇跡を
可能にする『強い力』を見いだした
ということだけである。


私たちの経験に照らして
明らかにされる真実の『神』の証し
つまり
一人ひとりに与えられる神の恵みの証明と
神の存在は
疑いをいれぬ事実であることを知りたいのなら
AAミーティングに出席するに限ると思っている。



1961年
カール・ユング博士はビルに手紙を送りました。


アルコホリズムは、霊性の枯渇現象であり
私が信じる回復とは
アルコホーリク一人ひとりが理解している
ハイヤー・パワーへ通じる道を
彼ら自身で歩んで行くことであると考える。
そしてAAは
その道しるべとなっていると私は信じている。


×

非ログインユーザーとして返信する