アルコール依存症からの回復

アルコール依存症からの回復のステップ

ビッグブックのステップを手渡す

各グループの本来の目的はただ一つ
いま苦しんでいるアルコホーリクに
メッセージを運ぶことである。


飲まない生き方は
与えることで保ち続けることができる。


他の誰も手助けができない時に
あなたは助けになれる。


他の誰もがうまくいかない時に
あなたは彼らの信頼を
得られるのだ。


誰かが回復していき
彼らがまた他の人を
助けるのを見る事
彼らの中から
孤独が消えていくのを
見守る事
仲間の共同体があなたのまわりに
育っていくのを見る事
仲間がたくさんできる事
こうした経験をあなたは
取り逃してはならない。


1960年代までは
グループはビッグブックと
スポンサーシップと
AAミーティングを頼りにしていた。


AAメンバーはアルコホーリクの家を訪れ
ステップ1のアルコホリズムの問題と
ステップ2の解決策を伝えていた。


(a)私たちはアルコホーリクであり
   自分の人生が
   手に負えなくなったことを認めた


(b)おそらくどのような人間の力も
   私たちのアルコホリズムを解決できないこと


(c)神にはそれができ
   求めるならばそうしてもらえること


ビッグブックは「最初の100人」の
経験によって書かれた本であるからこそ
ビッグブックのプログラムは
いまなお人々の人生を変えている と


正英はそう思います。


カール・ユング博士は
ローランド・ハザードにこう言った。


君の頭は慢性的なアル中の頭だ。
君のような状態になった人で
これまで回復した人は
1人も見たことがない。


君のようなケースでの例外は
ずっと以前からあった。
ときどき
あちこちの場所で
アルコホーリクがいわゆる
「決定的な霊的体験」を経験している。


ずっと持っていた人生への考えや
情緒や態度が突然取り除かれて
それに代わる新しい考えと
生きていく動機が支配し始める。


ステップ12


これらのステップを経た結果
私たちは霊的に目覚め
このメッセージを
アルコホーリクに伝え・・・


ステップを踏むことにより
霊的に目覚めることができたことを
メッセージとして
他のアルコホーリクに伝え・・・


12ステップの目的は
自分を超えた偉大な力を
見つけることであり
自分を超えた偉大な力にゆだねることが
霊的目覚めではないかと。


霊的目覚めが
私たちの人生を変え
回復が得られるほどの
人格上の変化をもたらし
私たちに幸福と喜び
そして自由を与えてくれる。


正英はそう思います。


ビッグブック 第七章 仲間と共に


相手がまだ酒をやめたくない時は
説得に無駄な時間をかけない事だ。
無理をすると将来のチャンスまで
台無しにするかもしれない。


彼には
できれば一人で会う。
あなた自身の
飲み癖
症状
経験をじっくり話すと
彼も自分の話をしたくなるようになる。
彼が話したがったらそうさせよう。


決してアルコホーリクに
高いところから教訓的に
あるいは霊的に
見下げた調子で
呼びかけてはならない。


彼に友情と仲間意識を差し出す。
もし彼が良くなりたいのなら
あなたはどんな手助けでも
する気持ちがある事を伝える。


どんな人であっても
回復できるのだという事を
一人一人の意識に焼き付けよう。


助けが必要とされている所へは
どこへでもためらわずに
行かなければならない。
そうした用向きのためなら
地上の最もすさんだ場所へでさえ
足を向ける事を躊躇すべきではない。
こういう動機で
人生の最前線を突き進むあなたを
神はいつも災難から守ってくれるだろう。


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