アルコール依存症からの回復

アルコール依存症からの回復のステップ

12&12~ステップ1~

私たちはアルコールに対して無力であり
生きていくことが
どうにもならなくなっていたことを認めた


完全な敗北を認めたがる人間がいるだろうか?


今や強欲な債権者となったアルコールが
私たちの自信と
アルコールへの渇望現象に逆らおうとする気力を
残らず絞り取る。


私たちは
完全な敗北について
全く違った見方をするようになった。


完全な敗北を経験したからこそ
アルコールの囚われからの解放と
強さへ向かう第一歩を踏み出せた。


自分が無力だと認めることが
幸福で生きがいのある人生を
築きあげる強固な土台になる。


どんなアルコホーリクでも
アルコールに対して無力であること
自分のどうしようもない弱さと
その結果
生きていくことが
どうにもならなくなっていたことを認め
謙虚に受け容れなければ
ソブラエティを継続していくことはできない。


これは理論でなく
私たちの経験によって証明された生き方である。



アルコホリズムの自己診断が難しいのは
アルコホリズムがアルコホーリクに


「おまえはアルコホーリクではない。大丈夫だ」と
ささやきかけるからです。


アルコホーリクは誰でも
二つの事を知りたがります。


一つは
自分がどうして昔のように
普通に酒を飲む事ができないのか?


アルコホーリクは
アルコールに対して
アレルギーを持っているので
一杯飲むとアレルギー反応が起きて
アルコールを求める
身体の渇望が引き起こされる。
いったん飲み始めると
やめられなくなるのはそのためだ。


もう一つは
酒をやめたいのに
どうしてやめられないのか?


アルコホーリクは
いつかきっと
普通の人のように酒をたしなむ事が
できる日が来ると信じているが
しかし
アルコホーリクが
普通の人のように
飲めるようになる事はない。
にもかかわらず普通の人のように
飲みたい
酔いたいというアルコホーリクの執念は
あまりにも強烈だから
いくら断酒を誓っても
「一、二杯なら・・・」
という考えに引き戻され
適量でやめられるはずだと思い込んで一口飲む。


すると
アレルギー反応が起きて
次々と飲み続けずにはいられなくなる。


アルコールに対する狂気と
身体のアレルギー反応に
孤軍奮闘して勝利を得た者はほとんどいない。
アルコホーリクが自分の力で回復できたことは
ほとんどないのである。
これが
私たちの経験による真実である。



私たちの飲酒歴を振り返ってみれば
自分で気づいた時よりはるか以前から
すでに飲酒に対するコントロールが
できなくなっていた
自分の飲酒がただの習慣ではなくなっていた
それはまぎれもない死の行進の始まりだった。


元気で
家族もいて
仕事も失わず
まだ
生きていくことが
どうにもならなくなっていない
といったアルコホーリクたちも
自分の飲酒が死の行進の始まりである
と気づいたその時
私たちと同じように底をついたのだ。


底つきを経験してからでないと
真剣にプログラムをやってみようと
思うアルコホーリクはほとんどいない。


どこまでも正直で
寛容であろうと努めること。
自分の過ちを他人に告白し
与えた損害を償うこと。
祈りや黙想だけでなく
ハイター・パワーのことまで考えること。
いま苦しんでいるアルコホーリクに
時間と労力を惜しまず
メッセージを運ぶこと。


このようなプログラムは
極端に自己中心的なアルコホーリクにとっては
およそ考えられないことである。


私たちは
アルコホリズムという審判を受けて
AAにたどり着いた。
アルコホリズムの重大な本質に気づいた。
その時
やっとその時になって初めて
死に臨んだ人のような広い心の持ち主になり
説得に耳を傾ける気持ちになった。
私たちは
自分から容赦のない囚われを取り除くためなら
なんでもするという意欲をもつことができた。


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